
2月に入り、健康保険:オバマケアの2018年度の申請期間が終了しましたが、ご加入を予定されていた方は、無事に加入することはできましたか?
さて、今回は健康保険の「Preventive Care」についてご紹介したいと思います。
ACA(Affordable Care Act)発足後、全てのMarketplace health planにご加入されている方には、年に一回のPreventive Care(病気予防のためのサービス)を、無料で受けられる権利があります。
(*Marketplace health planでは無い健康保険や海外旅行保険にご加入されている方は、このサービスが付いていない場合があります。)
もちろん企業でご加入されているグループ保険の場合も、このサービスは付いています。
このサービスを利用すると、Preventive Careのオプションを加えたり治療を受けたりすることがない限り、通常発生するCo-paymentやCo-insurance代を支払う必要なく、受診することができます。
Deductible(保険でカバーされない免責額)の高いプランをお持ちであったとしても、Deductibleの対象外となり、代金を支払う必要はありません。
無料で受けられる項目は、政府が発表しているPreventive Careの基準を満たす形で、各保険会社及び州により決められています。
大きくは患者の性別と年齢により項目が分かれているのですが、例えば女性の乳がん検診(Mammogram)などは「50歳以上は2年に一回」等というように、年齢によっても回数が制限されています。
ごく一部ではありますが、下記に各保険会社が発表している最新のPreventive Careの項目について記載させていただきますので、ぜひご参考下さい。
Kaiser Permanente
Health Net
Blue Shield of California
For men and women age 50 and older
BlueCross BlueShield of Illinois
BlueCross BlueShield of Illinois
Preventive Careを受けたい場合は、ご自身が加入している保険プランのネットワーク内のドクターに、事前にアポイントを取って行く必要がありますが、毎年10月頃になると、多くの保険加入者が、年に一回だけのこのサービスを利用しようとして、病院の予約が取りにくくなる事があります。(プラス風邪やインフルエンザの患者さんも多い時期でしょうから!)
普段から人気のドクターや、女性のドクターに乳がん検診をしてもらいたい等という方は、これからの時期がオススメかもしれませんね。