
前回、アメリカの保険と日本の保険の違い(掛け捨て定期型)をご紹介しましたが、今回は生命保険の種類についてもう少し詳しくお話ししたいと思います。
アメリカの生命保険は大きく「定期型」と「積立型」の2種類に区分されます。
「定期型」の定期保険(Term Life Insurance)は一般的に分かり易くシンプルな掛け捨て型の保険で、10年、20年、30年など保障期間を設定して加入します。
例えば、お子様が成人するまでの20年間だったり、住宅ローンの支払いの終わる30年間など、ニーズに合わせて一定期間の保障が受けられます。安い保険料で大きな保障が持てる代わりに掛け捨て型ですので、契約満了時に払い戻し金はありません。また、契約の更新は可能ですが、保険料がかなり上がりますのでほとんどの方は更新をしません。
一方、「積立型」の保険は、保障と貯蓄の両面を兼ね備えた保険です。
アメリカの積立型の生命保険は、日本の保険商品に比べると、予定利率(運用利回り)が高く、正しく効果的なプランを選べば税金の特典も大きいため、金融商品としても魅力的なものとなっています。
積立型の保険にも種類がありますので、次回は代表的な3つのタイプの積立型保険をご紹介します。